連邦鉄道局(Federal Railroad Administration:FRA)のドリュー・フィーリー長官代行(Drew Feeley)は7月16日、カリフォルニア高速鉄道プロジェクトCEOのイアン・チョウドリ氏(Ian Choudri)に書簡を送付し、同州中央部のセントラルバレー(Central Valley)での鉄道構築費として割り当てられていた連邦資金40億ドルの支給取消を通知した。また、運輸省のショーン・ダフィ長官(Sean Duffy)は、FRAに対し、同プロジェクト関連の他の助成についても見直すよう要請し、運輸省は、これらの資金を回収する可能性について司法省からの助言を仰ぐとしている。カリフォルニア州のギャビン・ニューソム知事(Gavin Newsom)とチョウドリ氏は、大統領府による決定の合法性に疑問を呈している。チョウドリ氏は、プロジェクト資金提供は法的拘束力を持つ契約の下でのコミットメントとし、カリフォルニア高速鉄道公社(California High-Speed Rail Authority)は義務を充足していると主張した。これに対し、ダフィ運輸長官は、同州リーダーによる鉄道計画の管理は杜撰と批判している。高速鉄道計画は2020年完成予定であったが、予算超過・スケジュール遅延が著しく、6月に発表された現政権主導の調査結果は、同計画実現に向けて実行可能な道筋はないと結論付けている。これに対し、チョウドリ氏は、書簡を大統領府宛に2通送付しており、最新ではない不適切な情報に基づく同調査の評価結果は不正確且つ不適切と指摘し、結論は事実を偽って伝えるものと主張している。
Los Angeles Times “Trump administration pulls billions in funding for high-speed rail project; state leaders call decision ‘illegal’” (07/16/25)
https://www.latimes.com/california/story/2025-07-16/trump-administration-cancels-funding-for-high-speed-rail-project