ブルッキングス研究所(The Brookings Institution)は、報告書「エネルギーの現状の変化と湾岸経済の多様化への課題(The shifting energy landscape and the Gulf economies’ diversification challenge)」を発表した。湾岸協力会議(Gulf Cooperation Council:GCC)加盟国は、米国内での石油・ガス生産量の増加と、気候変動に対する懸念の高まりにより、今後、炭化水素による収入が減少する可能性が高く、石油に依存する経済の多様化に取り組んでいる。しかし、改革に向けた緊急性は、GCC加盟国の間でも均一ではなく、クウェート・カタール・アラブ首長国連邦などと比較して、サウジアラビア・バーレーン・オマーンなどでは、より緊急性の高い問題となっている。GCC諸国全体で今後も重要となるのは、教育及び人材への継続投資と、経済における女性の役割向上と考えられる。また、官民パートナーシップの立ち上げや、一部公共資産の民営化なども有効という。