バイオ規制の現代化で中国に対抗、国家安全保障委員会が83の政策提言を発表

国家安全保障委員会(National Security Commission on Emerging Biotechnology: NSCEB)は1月13 日、バイオテクノロジー分野での優位性確保に向け、規制プロセスを現代化・合理化する83の政策提言を発表した。この提言は従来の行動計画を基に策定され、政府全体に関わる30項目と、医療・植物・微生物・動物の4分野に特化した53項目の計83項目で構成されている。NSCEBは、現行の不透明な規制がイノベーションの海外流出を招いている現状を指摘した上で、米国が次世代技術の標準を確立すべきであると主張した。また、規制改革は単なる基準の緩和ではなく、科学的知見と戦略的現実に即した調整で、経済強化の確保にも不可欠であると強調している。このため、まずは審査の重複を解消し、バイオ医薬品や精密工学を用いた微生物、農業生産性を高める動植物の商業化を加速させる方針で、委員会はこの合理化を通じて国内の産業基盤を強化し、安全性を確保しつつ新技術の市場投入を早めることで、国家安全保障の維持を図る考えである。

NSCEB “NSCEB Aims for Modernized Regulatory System to Propel U.S. Ahead of China in Biotech Competition” (01/13/26)
https://www.biotech.senate.gov/press-releases/nsceb-aims-for-modernized-regulatory-system-to-propel-u-s-ahead-of-china-in-biotech-competition/