科学的地位に対する党派間認識差が拡大 ピュー・リサーチ・センター調査

ピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)は1月15日、米国の科学的地位に関する世論調査結果を発表し、二大政党間で現状認識に大きな隔たりが出ていることを明らかにした。調査によると、民主党と共和党の双方が科学における世界での主導権維持を重要視しているものの、民主党支持者の65%が「米国は他国に対し遅れをとっている」と回答し、2023年から28ポイント急増した。対照的に、共和党支持者で同様の懸念を示す割合は32%にとどまり、自国の進展に対する評価は二分された。公的な研究投資については、全体の84%が価値を認めているが、共和党の54%が民間投資のみで十分な科学的進歩が可能と考える一方、民主党の79%は依然として政府投資が不可欠とした。科学への貢献度に関しても、民主党は大学を高く評価しているが、共和党は民間企業の役割をより重視する傾向が顕著となった。政府が予算削減や人工知能(AI)強化を推進する中、科学の将来像をめぐる国民の視点の違いが、これまで以上に鮮明に浮き彫りとなっている。

Pew Research Center “Do Americans Think the Country Is Losing or Gaining Ground in Science?” (01/15/26)