デジタルニュース・メディアのセマフォー(Semafor)は9月24日、国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)による研究助成の交付決定に対する政府による関与権限を強める大統領令の初期計画を緩和する方向で調整に入ったと報じた。当初の計画では、多様性や公平性を重視する(DEI)施策の抑制に向け、助成交付への直接的な関与権限を政府に付与する方針であったが、スーザン・コリンズ上院歳出委員長(Susan Collins、メイン州選出共和党)やスージー・ワイルズ主席補佐官(Susie Wiles)らの反発を受け、大統領府は見直しを余儀なくされつつあるという。政権側は「科学への政治介入」の批判を回避する形で、見直しを模索している模様で、中間選挙後にあらためて検討した上で大統領令を出すことも検討しているとの関係者の見方があるものの、法的効力の問題や12月11日に継続決議可決などのスケジュールも考慮すると、撤回はやむを得ないとの見方が広がっているという。
SEMAFOR “Exclusive / Trump administration backing off NIH grant order amid pushback” (09/24/26)
https://www.semafor.com/article/09/23/2026/trump-administration-backing-off-nih-grant-order-amid-pushback