トランプ大統領は3月11日に発表した予算教書で、多くの連邦科学機関で3年連続となる予算の大幅削減を提案している。予算教書では、国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)の予算は13%減、米国科学財団(National Science Foundation: NSF)の予算は12%減が提案されている一方、大幅な軍事予算増が提案されている。2020年度大統領予算(4兆7,000万ドル)は、既に連邦議員から超党派の反発を招いており、それらの大幅削減の多くは法制化される見込みはないとみられている。大統領府科学技術政策局(Office of Science and Technology Policy: OSTP)のケビン・ドログマイヤー長官(Kevin Droegemeier)は、政権の優先案件として、人工知能、量子情報科学、5G通信、先端製造を挙げており、予算教書では、AI開発に8億5,000万ドル、量子科学に4億3,000万ドルなどが提示されている。
Science “Trump once again requests deep cuts in U.S. science spending” (3/11/19)