スパコンのランキング「トップ500(TOP500)」(第53版)が発表された。今回は、上位500のスパコン全てがペタフロップ以上のリンパック性能(High Performance Linpack)を達成した。これは26年に及ぶ本ランキングにおいて初めてのことである。上位10件は昨年とほぼ変わらず、新たにトップ10入りしたスパコンはわずか2件であった。エネルギー省(Department of Energy)のオーク・リッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory)の「サミット」と、ローレンス・リバモア国立研究所(Lawrence Livermore National Laboratory)の「シエラ(Sierra)」が1位、2位であった(いずれもIBM社製)。前者が148.6ペタフロップス、後者が94.6ペタフロップスを達成した。3位は、中国の国家並列計算機工程技術研究中心(National Research Center of Parallel Computer Engineering & Technology: NRCPC)が構築した「神威太湖之光(Sunway TaihuLight)」で、93.0ペタフロップスを記録した。日本は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所が構築・運用するAI橋渡しクラウド(AI Bridging Cloud Infrastructure: ABCI)が8位(19.9ペタフロップス)となった。トップ500で最も多かった国は中国(219システム)で、次いで米国(116)、日本(29)であった。
TOP500 “TOP500 Becomes a Petaflop Club for Supercomputers” (6/17/19)