特許商標局(U.S. Patent & Trademark Office: USPTO)は、2017年にサウジアラビア石油会社(Saudi Arabian Oil Co.: Aramco(通称「アラムコ」))に230件の特許を付与した。これは、わずか57件だった2013年の4倍で、石油・天然ガス会社としては、エクソン・モービル社(Exxon Mobil Corp.)、シェブロン社(Chevron Corp.)についで3番目となった。アラムコ社は過去5年間で研究所の科学者の数を2倍にし、デトロイトやパリ、北京など9か所に研究センターを開設し、石油サービス企業から科学者を引き抜いている。同社は1933年の設立以来、膨大で安価な油田に事業の多くを依存しているものの、その巨大な油田の一部は枯渇しつつあり、さらに、炭化水素排出削減への圧力もあり、顧客や潜在的な投資家との間で石油の妥当性について話し合いも行っている。こうした状況に対応するため、地上からより多くの原油を採取する革新的な方法や、石油製品の新たな利用を考案する方法を模索し始めている。
Wall Street Journal “Oil Giant Saudi Aramco Wants to Become a King of Patents” (8/28/18)