エネルギー省、2030年に停電100倍増と警告 

エネルギー省(Department of Energy)は7月7日、電力網の信頼性と安全性に関する報告書を発表し、新たな電源を確保できなければ、2030年に停電が100倍に増加すると警告した。報告書によると、2030年までに104ギガワット(GW)の電源が廃止され、新たな電源が十分に確保されない場合、年間の停電時間が現在の1桁(0~9時間)から800時間以上に増加する可能性があるという。特に人工知能(AI)によるデータセンターの増加が大きな要因で、現在の電力供給体制では5年以内にほとんどの地域で高まる電力需要に応えられなくなる恐れがあると指摘した。クリス・ライト長官(Chris Wright)は、従来の方法ではこの事態に対応できず、新たなアプローチが必要であると強調し、近隣の送電網への依存度の高まりを適切に分析できる統合モデルの開発の必要性を訴えている。これを受け同省は、脆弱な地域を特定し、必要な電源容量の目標を設定することで、信頼性の確保を目指している。

Department of Energy “Department of Energy Releases Report on Evaluating U.S. Grid Reliability and Security” (07/07/25)
https://www.energy.gov/articles/department-energy-releases-report-evaluating-us-grid-reliability-and-security