インフルエンザウィルス研究のタウベンバーガー氏、NIAID所長代行に就任 

サイエンス誌(Science)は4月24日、1918年スペイン風邪ウイルスの全ゲノム解読で知られるジェフリー・タウベンバーガー氏(Jeffery Taubenberger)が国立アレルギー・感染症研究所(National Institute of Allergy and Infectious Diseases:NIAID)の所長代行に任命されたと報じた。同研究所で約19年間研究者として研究に携わってきた同氏は、国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)の中で2番目に大きな66億ドルの予算規模の同研究所を率いることになる。2023年までアンソニー・ファウチ氏(Anthony Fauci)が38年間所長を務めた後、ジーン・マラッツォ氏(Jeanne Marrazzo)によって引き継がれたが、2024年3月31日付でトランプ政権によって解任された。タウベンバーガー氏は、これまでNIAID規模の組織管理経験はないものの、アラスカの永久凍土から発掘されたイヌイット女性や陸軍兵士遺体から得た1918年ウイルスの標本を採取し、その全遺伝子配列を明らかにした功績で知られる。

Science “Researcher of 1918 flu virus takes over NIAID” (04/24/25)
https://www.science.org/content/article/researcher-1918-flu-virus-takes-over-niaid