「感情を検知するAIは200億ドル産業」と言われるものの、「業界の主張どおりにはできない」と新たな報告​

わずか数年で、人工知能を使って人々の感情を特定する「感情検知ビジネス」は200億ドル産業になっており、IBM社やマイクロソフト社(Microsoft)などは、顔の表情を分析し、特定の感情と結びつけるソフトウェアを宣伝している。これらはいずれ、新製品に対する顧客の反応や就職面接で被面接者の心理を測る強力なツールとなるであろう。しかし、心理科学協会(Association for Psychological Science)が集めた5名の研究者グループが最近発表した報告書によれば、「これらの技術を下支えする科学には大きな欠陥がある」という。その問題は、「誰かの感情をその顔の表情から判断することに信頼を置けない」という点である。本グループは、2年間にわたって1,000件以上の研究を調査した結果、「顔の表情と感情の間の関係は、曖昧かつ複雑で、万人に共通するものではない」との結論に達した。​ ​ Washington Post “‘Emotion detection’ AI is a $20 billion industry. New research says it can’t do what it claims.” (7/31/19)