世界貿易機関(World Trade Organization: WTO)は9月22日、「欧州連合(European Union: EU)及びいくつかのEU加盟国は、航空機製造大手エアバス社(Airbus)への違法な助成金を停止することを怠った」との裁定を下した。問題となった助成金は、WTOが2011年に欧州諸国に停止するよう命令したにもかかわらず続けられていたもので、その金額は10年以上に亘って220億ドルを超えている。WTOは、「助成金は、2012年と2013年だけで、米国の航空機製造大手ボーイング社(Boeing)に約400機の売上と市場シェアの損失をもたらした」としている。オバマ政権は、今回のWTO裁定を「米国の貿易戦略にとり、大きな勝利である」と称賛した。
Washington Post “WTO rules Europe illegally subsidized airlines, handing victory to Obama administration ahead of trade fight” (9/22/16)