PNNL、地熱発電用AIデジタルツイン構築へ民間企業と提携

パシフィック・ノースウエスト国立研究所(Pacific Northwest National Laboratory: PNNL)は6月22日、地熱発電のファーボ・エナジー社(Fervo Energy)とエヌビディア社(NVIDIA)と提携し、人工知能(AI)を活用したモデル基盤「強化地熱システムツイン(Enhanced Geothermal System:EGS-Twin)」を構築すると発表した。ファーボ社のデータとエヌビディア社のAIモデルを統合し、仮想空間上に実際の地熱貯留層を再現するデジタルツインを開発し、2029年の実用化を目指す。従来モデルは地下深部運用データ分析とシミュレーションに数週間かかり、十分な資源活用ができないという課題があったが、新基盤は貯留層の動態がリアルタイムで再現できるため、事業者は注水量などの判断を迅速に下すことで発電能力も最大化できるという。またデータ匿名化により、あらゆる利用者による自社の運用に合わせた設計・活用も可能になる。米国内の地熱発電割合は2023年時点で全体のわずか0.4%にとどまるが、電力需要増加に伴い、未開拓かつ有望な資源として期待を集めている。

PNNL “PNNL Teams Up with Fervo Energy and NVIDIA to Accelerate Geothermal Energy Development” (06/22/26)
https://www.pnnl.gov/news-media/pnnl-teams-fervo-energy-and-nvidia-accelerate-geothermal-energy-development