政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は9月18日、国家核安全保障局(National Nuclear Security Administration: NNSA)のウラン加工施設(Uranium Processing Facility)建て替え計画について、老朽化した施設(Building 9212)の安全な運用を継続するための包括的な計画が不足しているとして、是正勧告を発表した。現在使用中の1945年に建てられた施設は、耐震基準など最新の安全基準を満たしていないことから、NNSAは核兵器および海軍の原子炉燃料用のウラン処理を支援するY-12国家安全保障複合施設(Y-12 National Security Complex)の建て替え計画を進めているが、当初の計画より約40億ドル超過し、完成も8年遅れの2034年になる見込みという。NNSAは請負業者のパフォーマンスの低さ、コスト超過通知の遅れ、労働力の不足などの要因によるコスト増加と計画遅延が原因と特定し、GAOの勧告を受け入れ、安全で包括的な計画を策定し、実行に向けた措置を開始しているという。
GAO “Modernizing the Nuclear Security Enterprise: Opportunities Exist to Better Prepare for Delay in New Uranium Processing Facility” (09/17/25)
https://www.gao.gov/products/gao-25-107330