ザ・ヒル(The Hill)は8月13日、連邦取引委員会(Federal Trade Commission: FTC)がカリフォルニア州と大手トラックメーカー4社間の排ガス削減協定について、執行不能であるとの決定を下したと報じた。同協定は、メーカーが州独自の排ガス基準に従う見返りに一定の譲歩を受ける内容で、今回の決定により、連邦基準より厳しい州の環境規制は事実上、遵守が不要となる道が開かれることになる。この決定は、カリフォルニア州大気資源局(California Air Resources Board: CARB)とトラックやエンジン製造業者の間での自主協定である「クリーン・トラック・パートナーシップ(Clean Truck Partnership)」に関連するもので、FTCは独占禁止法違反に関する調査を行ってきたが、今般、ダイムラー・トラック社(Daimler Truck)など4社が同協定の破棄に合意したことで、独占禁止法違反に関する調査自体は終了されることとなる。FTC競争局(Bureau of Competition)は、CARBの規制は行き過ぎで、独占禁止法上の懸念があったとの見解を示した。これに先立ち、トランプ大統領が連邦レベルで州の規制を覆しており、メーカー各社も州には規制の執行権限がないとして、提訴していた。
The Hill “Trump administration invalidates California’s emissions reduction agreement with truck manufacturers” (08/13/25)
https://thehill.com/policy/energy-environment/5450798-california-truck-emissions-ftc/?stream=top