FDA、遺伝子操作を目的として米国民の細胞を敵対国のラボへ輸出する臨床試験を停止

食品医薬品局(Food and Drug Administration:FDA)は6月18日、米国民の生細胞を中国やその他の敵対国へ送り、遺伝子操作を行った後、米国の患者に再注入するという新規臨床試験を即座に精査すると発表した。これらは、患者本人の同意や認識がないまま実施される場合もあったという。今回のFDAの措置は、これらの臨床試験の一部において参加者の生体試料が海外へ移送、操作されることを本人に情報提供せずに行われ、それによって慎重に取り扱うべき米国民の遺伝子データが、敵対者を含む海外政府によって誤用される可能性にさらされていたことを示す証拠が増大していることを受けて実施された。この慣行は、バイデン前政権下で2024年12月に最終取りまとめされたデータセキュリティ規則における例外措置によって可能になったものである。FDAはこの例外措置に基づいて行われている全ての関連臨床試験を精査し、企業には完全な透明性、倫理的同意、慎重を要する生体試料の国内での取り扱いについて実証を求める予定である。

National Institutes of Health “FDA halts new clinical trials that export Americans’ cells to foreign labs in hostile countries for genetic engineering” (06/18/25)
https://www.nih.gov/news-events/news-releases/fda-halts-new-clinical-trials-export-americans-cells-foreign-labs-hostile-countries-genetic-engineering