CSET、AI技術を基盤とした経済・安保拡大を提言

安全保障・新興技術センター(Center for Security and Emerging Technology: CSET)は9月14日、人工知能(AI)競争での成果を実際の経済や軍事分野へつなげるよう提言する報告書を発表した。単に技術を開発・導入するだけでなく、競合国の反撃やボトルネックを考慮した明確な「勝利の理論(Theory of victory)」が必要と指摘しており、輸出管理や知財保護、圧倒的な技術力を軸とした政策展開は、巨額投資競争によるコスト増や兵器備蓄拡大、また、潜在的に危険なAI開発につながるリスクがあると分析した。敵対国との技術的優位性が縮小しつつある中、供給網分担や成果共有を通じたウィンウィン(相互利益)関係構築など協調戦略を組み込むことで、過度な対立リスクを回避し、持続可能な競争力が維持できると強調した。さらに、オランダや台湾、日本、韓国といった同盟国による貢献にも着目し、政策立案者に対し、具体的な目的意識を持った長期的な資源配分と運用計画を策定するよう強く求めている。

CSET “Artificial Intelligence in Competition How Will AI Change the Game and What Does It Mean to “Win” in AI?” (09/14/26)