AIの国際競争力評価へ新枠組み策定 GAO、4分野で政策選択肢を導出

政府説明責任局(Government Accountability Office:GAO)は5月21日、世界的な人工知能(AI)開発競争激化を受け、他国のAI能力や競争力と比較評価し、効果的な政策選択肢を導き出すための新たな評価枠組みを策定したと発表した。新枠組みは、科学技術、人的資本、ガバナンス、経済の4つの柱で構成され、さらに研究開発、労働力、規制政策、投資・資金調達といった項目に細分化されている。分析にあたっては、評価目標の絞り込み、測定指標の特定、データ分析、政策選択肢の策定という4つの手順で構成されている。AI後進国は経済的優位性や国際的影響力を失うリスクがあり、現状を客観的に測定する手法が求められていたとし、この枠組みの活用により国際的な技術標準への適合など、具体的な目標に対する自国の立ち位置を明確化できるという。政府や産学の分析官による活用は、政策立案者に対して構造化された情報提供を可能にするとし、AI輸出拡大や競争力向上に向けた最適な意思決定に役立てることができると説明している。

GAO “Artificial Intelligence: A Framework to Assess U.S. Competitiveness and Inform Policy Options” (05/21/26)
https://www.gao.gov/products/gao-26-107624