グーグル社とシカゴ大学、データ共有をめぐって提訴される​

2017年に、シカゴ大学(University of Chicago)の医療センター(Medical Center)がグーグル社(Google)と患者データの共有で提携することを発表した際、それは電子医療記録の中に閉じ込められた情報を解放し、医療における予測分析を向上する手段として支持された。しかし6月26日、シカゴ大学、医療センター、グーグル社は、「病院は数十万人に及ぶ患者の記録を、個人特定が可能なデータ・スタンプや医師のメモを排除することなく、技術大手と共有した」として提訴された(集団訴訟となる可能性もあり)。本訴訟は、技術企業が、最も有望で高利益となる可能性がある人工知能分野、「医療問題の診断」へ進出しようとする中、医療データの取り扱いにおいて直面している難しさを示す。グーグル社は、電子医療記録を読み取り、医師が健康状況を特定する助けとなる技術を構築する取り組みの最前線にあるが、そのためには、機械が、病院やその他の医療機関によって収集された膨大な医療記録を分析してその技能を習得することが必要となることから、プライバシー上の懸念が高まっている。​ ​ New York Times “Google and the University of Chicago Are Sued Over Data Sharing” (6/26/19)