テキサス大学(University of Texas)システムの一部であるMDアンダーソン癌センター(MD Anderson Cancer Center)は、国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)から「同センターの研究者はピアレビューの秘密保持及び外国政府との関係の開示に関して、深刻な違反を犯した可能性がある」とする内容の書簡を受けた後、3名の上級研究者を追放した。NIHの書簡には、5名の研究者の氏名が挙げられており、今回追放されたのはそのうちの3名である。残る1名は引き続き調査中、もう1名は追放は正当化されないと判断された。5名の氏名は明らかにされていないが、全員「アジア系」で、サイエンス誌(Science)の調べによれば、中国系であるという。こうした動きは、NIHが昨年、「中国を中心とする外国政府は連邦資金を受けて行われる研究を不当に利用している」との懸念が米政府間で増大しつつあることへの対処として行った取り組みに関係する。
Science “Exclusive: Major U.S. cancer center ousts ‘Asian’ researchers after NIH flags their foreign ties” (4/19/19)