ハーバード法律学院図書館(Harvard Law School Library)の図書館イノベーション・ラボ(Library Innovation Lab)は、「判例アクセス・プロジェクト(Caselaw Access Project)」を完了した。これは、1600年代から2018年夏までの州及び連邦における米国法律事例を全てデジタル化する取り組みで、4,000万ページ以上がスキャンされた。これが必要とされた背景として、人工知能(AI)の法律的応用を開発する際の最大の障害として、データへのアクセスが挙げられる点がある。AI企業は、ソフトウェアを訓練するため、ウェブサイト上で入手可能な情報を集めてデータベース化したり、プライベートな法律ファイルへのアクセスを得るために企業と取引する必要などがあった。今回のプロジェクト完了により、数百万件の事例がオンラインで無償でアクセスできるようになり、訓練用資料が容易に利用できるようになった。
MIT Technology Review “‘Harvard just put more than 6 million court cases online to give legal AI a boost” (10/31/18)