NSF、大型ハドロン衝突型加速器が創出する大量のデータに対応する研究所を新設

米国科学財団(National Science Foundation: NSF)は、高輝度大型ハドロン衝突型加速器(High-Luminosity Large Hadron Collider: HL-LHC)が創出する超大規模なデータに対応するため、2,500万ドルを投じて、「高エネルギー物理学のためのソフトウェア研究・イノベーション研究所(Institute for Research and Innovation in Software for High-Energy Physics: IRIS-HEP)」を設立した。2026年にHL-LHCの改良工事が完了すると、1秒間に10億回以上の粒子衝突が発生するようになる。NSFは2016年に、LHCのデータ問題に伴う課題を探るため、「科学的ソフトウェア・イノベーション研究所」の概念化プロジェクトを立ち上げ、数々のワークショップなどを経て、高エネルギー物理学とコンピュータ科学コミュニティの代表を結集させ、そこから新たなソフトウェア研究所を設立する案が浮上した。IRIS-HEPは、今後5年間にわたり、年間500万ドルを受益し、革新的ソフトウェアと次世代ユーザーの研修の開発に焦点を当てた活動を行う。

National Science Foundation “New institute to address massive data demands from upgraded Large Hadron Collider” (9/4/18)