ピュー研究センター(Pew Research Center)は、米国成人約2,500人を対象とした、胎児の遺伝子編集に関する世論調査の結果を発表した。これによると、胎児の遺伝子編集に関する容認度は、用途・目的によって左右され、例えば、深刻な疾病・状態を治療するために胎児の遺伝的特徴を修正することに関しては、72%は適切な医療技術の利用と回答したのに対し、27%は行き過ぎと回答した。また、深刻な疾患を引き起こす可能性のある胎児のリスク軽減を目的とした遺伝子編集に関しては、60%が適切、38%が行き過ぎと回答した。一方、胎児の知性を高めるための遺伝子編集が適切と回答したのは19%のみで、80%は行き過ぎと回答した。さらに、定期的に礼拝に出席するなど、宗教的コミットメントの強い人は、胎児の遺伝子編集を否定的に受け止める傾向が強いこと、男女別では、男性の方が胎児の遺伝子編集に対する容認度が高いこと、高い科学的知識の保有者は、胎児の遺伝子編集に対する容認度が高いこと、遺伝子編集による影響に関し、有効な効果よりも悪影響を予測する傾向が強いことなどが判明した。