多州で成熟した後期スタートアップに対する資本エコシステムが欠落

ピッチブック社(PitchBook)が発表した報告書「2018年第2四半期ピッチブック分析ノート:VCエコシステム(2Q 2018 PitchBook Analyst Note: VC Ecosystems)」によれば、多くの州のスタートアップ資本エコシステムは、初期ステージのスタートアップを健全な割合で含んでいるものの、成熟した後期ステージのエコシステムを有している州はほとんどないという。ピッチブック社は、成熟した後期ステージのエコシスムが少ない潜在的要因について、これらのエコシステムから生まれるエグジットの件数/規模が限定的であることを指摘する。ただし、初期ステージのスタートアップの割合が健全である場合、エグジットできる企業の数が増えれば、多くの州のベンチャー・キャピタルエコシステムが将来成長する可能性を示唆するとも考えられている。ピッチブック社は、米国内のベンチャー・エコシステムを評価するための枠組みを提案しており、その枠組みは、①密度(州の人口に対してベンチャー資金を受益(資金のステージ別)している企業の件数)、②資源(ベンチャーの支援を受けるスタートアップが利用可能な地元の資本)、③人材(創立者の経験、地元の大学パイプラインなど)の3つの指標で構成されている。

SSTI “Most states lack developed, late-stage startup capital ecosystems, PitchBook finds” (6/28/18)