米国アカデミー、「米国は一層クリーンな電力技術のイノベーションを支援し、その市場化の障害を排除すべき」と報告

米国アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine)は、新しい報告書「変化のパワー:一層クリーンな電力技術の開発と導入のためのイノベーション(Innovation for Development and Deployment of Increasingly Clean Electric Power Technologies)」を発表し、議会や連邦及び州政府機関、規制機関に向けて、報告書の委員会が呼ぶところの「一層クリーンな電力技術(increasingly clean electric power technologies)」のイノベーションの支援を大幅に増加させるよう要請した。ここでいう「一層クリーンな電力技術」とは、原子力エネルギー、炭素捕獲貯留(Carbon Capture and Storage: CCS)、ソーラーや風力などの再生可能エネルギーを指す。これらの技術の一部は最近、コストと価格が下落し、一部の地域ではコスト競争力をつけているが、気候変動の最悪の影響や汚染の影響による人間の健康被害への対処につなげるためには、より広範な市場の浸透が必要である。報告書は、「イノベーションの全ての段階で、市場の失敗と市場以外の障害が妨げとなっている」とした上で、これらの問題を克服する一助となる策を提案している。
National Academies “U.S. Should Act to Support Innovation in Increasingly Clean Electric Power Technologies and Remove Barriers to Their Adoption” (9/8/16)