エネルギー省、SiC活用原子炉部材開発に5,000万ドル支援

エネルギー省(Department of Energy)の原子力エネルギー局(Office of Nuclear Energy)は10月5日、炭化ケイ素(SiC)被覆管素材の開発加速に向け、最大5,000万ドルの資金を提供すると発表した。研究用原子炉での照射試験に必要な12フィート(約3.7メートル)の被覆管燃料棒を3年間で製造する計画で、冷却材と燃料を隔てる被覆管材料に耐熱性など極限環境に優れた特性を持つ炭化ケイ素を活用する。国内軽水炉の性能向上と今後の原子炉運用における柔軟性を確保することが目的で、ウラン燃料ペレットを包む金属管に代わるSiCを活用した被覆管の開発を通じて発電所の安全確保かつ運用コスト削減を達成する。同省は、この取り組みを照射性能データ収集や原子力規制委員会(U.S. Nuclear Regulatory Commission: NRC)による許認可取得など、商業展開に向けた重要なステップとなると位置付けており、参加応募の締切を12月7日とした。

Department of Energy “DOE Office of Nuclear Energy Announces $50M in Funding to Revolutionize Reactor Cladding Material” (10/05/26)
https://www.energy.gov/ne/articles/doe-office-nuclear-energy-announces-50m-funding-revolutionize-reactor-cladding-material