データセンター急増で化石燃料発電が拡大 テキサスでは価格急騰も

エネルギー情報局(Energy Information Administration: EIA)は3月12日、データセンターの電力需要が予想を上回るペースで増加した場合、化石燃料による発電量が増加し、特にテキサス州では卸電力価格が79%上昇するとの分析結果を発表した。テキサス電力信頼性協議会(ERCOT)管轄地域とPJM管轄地域におけるデータセンター需要増により、2005年から2019年の年間0.1%増に比べ、2020年から2025年の電力需要は年間約1.7%増となり、大幅増となった。追加需要を満たす主要な発電源は天然ガスを想定し、2025年から2027年にかけ7.3%(1,230億kWh)増加すると予測する。また一部地域では石炭火力発電所の余力も活用し、同発電の減少幅は9.3%から5.0%に縮小するという。送電網が孤立するERCOTは近隣地域からの電力融通が困難なことから、2027年は1MWh当たり37ドル(79%)上昇する一方、PJMなど他の地域と相互接続がある地域の価格上昇は2~5%程度にとどまるとし、EIAは系統構造が価格に大きく影響すると指摘している。

EIA “Fossil generation could rise with faster-than-expected growth in data center power demand” (03/12/26)
https://www.eia.gov/todayinenergy/detail.php?id=67344