ブルッキングス研究所(Brookings Institution)は7月16日、人工知能(AI)活動の地域格差が顕著で、サンフランシスコ・ベイエリア単独でAI関連求人の13%を占めるなど一極集中が進んでいるとする分析結果を発表した。同研究所のマーク・ムロ上級研究員(Mark Muro)らが全米195の都市圏を対象とし、14の基本指標を用いて、人材、イノベーション、導入の3つの柱で評価したAI準備度(AI readiness)に基づいて「スーパースター」から「その他」まで6段階に分類した。これによると、サンフランシスコとサンノゼの2都市圏のみが最高位の「スーパースター」に位置づけられ、28都市圏が第2位の「スターハブ」、79都市圏が「初期段階」、43の都市圏が複数分野で導入が遅れている「その他」に分類された。同研究所は、AI人材の損失や研究資源の未開発、導入の遅れといった機会損失を防ぐため、強力なAI支援プラットフォームを構築する国家戦略と地域主導の開発戦略を組み合わせた取り組みが急務と提言している。
Brookings “Mapping the AI economy: Which regions are ready for the next technology leap” (07/16/25)