DARPA、重量級海洋離着陸航空機を開発するプログラムを終了

国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency:DARPA)は、約3年前に開始した、重量級海洋離着陸航空機開発に取り組む実験的プログラム「リバティリフター(Liberty Lifter)」の終了を決定した。本プログラムは、荒海における海上離着陸が可能な長距離低コスト海洋航空機の設計・構築に取り組むもので、戦車「M1エイブラムス(M1 Abrams)」のような重量17万ポンド超の貨物輸送が可能な「C-17グローブマスター(C-17 Globemaster)」輸送航空機と同等サイズの航空機構築を目指していた。DARPAは当初、ゼネラルアトミック社(General Atomics)及びボーイング社(Boeing)子会社のオーロラフライトサイエンス社(Aurora Flight Sciences)と契約を締結し、それぞれが開発する航空機の設計を競い合ったが、2023年後半に同プログラムの組織改革を行い、2024年前半に、オーロラ社との契約のみを継続することを発表していた。なお、DARPAは、約9,800万ドルを投入した「リバティリフター」プログラムを6月に終了したことを認めており、同プログラムの下で開発された技術は今後長年に亘って使用されるとコメントしている。

Defense News “DARPA ends cargo seaplane program, eyes new uses for tech” (07/09/25)
https://www.defensenews.com/air/2025/07/09/darpa-ends-cargo-seaplane-program-eyes-new-uses-for-tech/