エネルギー情報局(Energy Information Administration: EIA)は6月25日、商業部門におけるコンピューティングの電力消費量が急増し、2050年までに冷房や換気を上回り、最大の電力消費要因になるとの予測を発表した。2025年版年次エネルギー見通し(Annual Energy Outlook: AEO2025)の報告書によると、同部門の総電力消費に占めるコンピューティングの割合は、2024年の8%から2050年に20%へと達する見込みで、主にデータセンターの需要拡大によるものとしている。これにより、技術革新などによる効率化で、これまで減少傾向にあった商業施設の床面積あたりの電力消費量を再び増加に転じさせる可能性があり、データセンターから発生する熱により、冷房や換気の電力需要も同様に増加すると分析している。なお、この予測は人工知能(AI)の急拡大のような革新技術のさらなる影響を考慮しておらず、消費量はさらに上振れする可能性を示唆している。
EIA “Electricity use for commercial computing could surpass space cooling, ventilation” (06/25/25)
https://www.eia.gov/todayinenergy/detail.php?id=65564