米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science: AAAS)は6月23日、多くの研究者が自身の論文に適用されるオープンライセンスの内容や影響を十分に理解しておらず、研究成果が不正確に利用されることへ強い懸念を抱いているとする調査結果を発表した。これは、2024年秋に220人以上の研究者を対象に行われた調査で、オープンライセンスに「詳しい」と回答した研究者は52%に留まった。また、28%はクリエイティブ・コモンズ・BYライセンス(Creative Commons: CC BY License)を付与した研究成果の誤用や政治的な利用を懸念している。商業的な再利用については63%が懸念を示しており、その理由としてメディアによる不正確な表現や、適切なクレジット表示なしでのAIモデル学習などを挙げた。同協会は、研究成果が誤用された場合に「何もできない」という誤解が研究者の間で広がっていると指摘し、出版社ライセンスであれば、出版社が介入可能であると説明している。
AAAS “Interests, Concerns and Knowledge Gaps around Open Licenses” (06/23/25)
https://www.aaas.org/news/interests-concerns-and-knowledge-gaps-around-open-licenses