SAF生産能力が急拡大 バイオ燃料の主力に

エネルギー情報局(Energy Information Administration: EIA)は5月6日、持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel: SAF)生産能力が2025年に増強され、バイオ燃料の拡大を牽引していると発表した。農業廃棄物などの原料から生産され、石油系ジェット燃料を代替するSAFの生産能力はフィリップス66社(Phillips 66)、ダイヤモンド・グリーン・ディーゼル社(Diamond Green Diesel)などの新規プラント稼働により、日量約30,000バレルに拡大した。月次統計でも2025年2月の生産量は日量約4万4,000バレルと過去最高を更新した。2024年から2025年にかけてその他バイオ燃料生産(再生可能ナフサ、プロパンなどを含む)は倍増し、2026年も20%増加する見通しで、背景には環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)の再生可能燃料基準(Renewable Fuel Standard: RFS)や各種税制優遇など政策的後押しがある。ただ、SAFは全米ジェット燃料消費の2%未満にとどまり、絶対量としては限定的であるという。

EIA “U.S. sustainable aviation fuel production takes off as new capacity comes online” (05/06/25)
https://www.eia.gov/todayinenergy/detail.php?id=65204