共和党主導の下院誕生により科学研究費が削減される可能性高まる

11月2日に行われた中間選挙において共和党が下院の主導権を奪取したことにより、同党が選挙公約を全面的に実施した場合、オバマ政権発足後に急増した連邦研究開発費が減少する可能性が指摘されている。共和党は政策要綱「アメリカへの約束(Pledge to America)」で、非軍事省庁の裁量的支出を2008年水準まで削減すると誓っており、これによると非軍事省庁の研究開発費は、オバマ大統領が2011年度予算として要求している659億ドルから12.3%下落して578億ドルとなる。全米科学振興協会(American Association for the Advancement of Science:AAAS)の分析によれば、国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)や国立科学財団(National Science Foundation:NSF)などは研究費が大幅に削減される見込みとなっている。ただし、公約は具体的な削減プログラムについては非常に曖昧で、最終的な2011年度予算の実際の見通しについては不明となっている。
The New York Times “Money for Scientific Research May Be Scarce With a Republican-Led House” (11/3/10)