アルゴンヌ国立研究所(Argonne National Laboratory:ANL)は4月28日、生成人工知能(AI)の職場での利用に関する研究結果を公表した。同研究所の内部生成AIチャットボット「アルゴ(Argo)」の利用状況をシカゴ大学(University of Chicago)と共同で調査したもので、大規模言語モデル(Large language models: LLM)が、機密文書を日常的に扱う国立研究所のような環境でどのように使用されているか検証する試みである。調査によると、科学者と職員の双方がAIを「共同作業者」として文章作成やデータ分析に、また「ワーク・フロー・エージェント」として複雑な業務の自動化に活用していることが明らかになった。特に科学者はデータの処理や視覚化、職員はデータベース検索やプロジェクト追跡にAIを応用する一方で、AIの信頼性や幻覚傾向を指摘した。研究チームは適切な利用ガイドラインとセキュリティ管理の必要性を強調し、AI訓練やポリシー策定を推奨している。
ANL “How generative artificial intelligence is changing work at a national laboratory” (04/28/25)
https://www.anl.gov/article/how-generative-artificial-intelligence-is-changing-work-at-a-national-laboratory