世界の発電量の4割超がクリーンエネルギーに エンバー報告

環境・エネルギー分野の英シンクタンク、エンバー社(Ember)は4月8日、2024年の世界の発電量に占める再生可能エネルギーと原子力を合わせたクリーンエネルギーの割合が40.9%に達したと発表した。伸びを牽引したのは太陽光発電で、3年間で発電量が倍増し、全体の6.9%を占めるまでに成長した。風力発電も8.1%に増加、水力発電は14%で横ばいだった。一方で猛暑による冷房需要の増加や人工知能(AI)、データセンター、電気自動車(EV)などの新技術による電力需要の拡大により、化石燃料による発電量も1.4%増加し、世界の電力部門排出量は1.6%増加し、過去最高となった。同社のフィル・マクドナルド氏(Phil MacDonald)は、太陽光発電はエネルギー転換の原動力と言及し、今後はクリーンエネルギーが需要の伸びを上回り、化石燃料は減少すると予測する。中国とインドの太陽光発電導入は目覚ましく、2024年増加分の半分以上を中国が占めるなど今後もクリーンエネルギーへの移行を主導していくとみられている。

Ember “World surpasses 40% clean power as renewables see record rise” (04/08/25)