環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)は3月12日、石油・ガス抽出施設の排水規制を現代の技術に合わせて近代化し、水の再利用を促進する方針を発表した。トランプ大統領が掲げるエネルギー政策の推進へ向け、1970年代からの排水規制を見直し、人工知能(AI)やデータセンターの冷却、牧草地の灌漑、防火、発電など幅広い分野での処理水活用を検討する。現行の規制では西部地域の農業や野生生物用の用水所に限定されていた処理水の排出を、全米に拡大することや、リチウムなどの重要鉱物抽出への応用も視野に入れている。EPAのリー・ゼルディン長官(Lee Zeldin)は、この規制改定により、エネルギー生産コストの削減と水資源の有効活用を同時に実現できると強調した。水質浄化法(Clean Water Act)に基づき、EPA は汚染防止技術の革新に合わせて、業界全体の廃水処理制限(排水制限ガイドライン: Effluent limitations guidelines)を改訂することが義務付けられている。
Environmental Protection Agency “EPA Will Revise Wastewater Regulations for Oil and Gas Extraction to Help Unleash American Energy” (03/12/25)
https://www.epa.gov/newsreleases/epa-will-revise-wastewater-regulations-oil-and-gas-extraction-help-unleash-american