米国標準技術局(National Institute of Standards and Technology: NIST)は3月11日、ポスト量子暗号(Post-quantum cryptography)のバックアップ・アルゴリズムとして「Hamming Quasi-Cyclic: HQC」を選定したと発表した。HQCは、一般暗号の主要アルゴリズムである(Module-Lattice-Based Key Encapsulation Mechanism: ML-KEM)のバックアップとして機能する。NISTのダスティン・ムーディ氏(Dustin Moody)は、「ML-KEMの脆弱性が判明した場合に備え、異なる数学的アプローチに基づくバックアップが必要である。一般的な暗号化にはML-KEMが引き続き推奨される選択肢となるだろう」と述べた。HQCは、NISTが2016年から監督してきたポスト量子暗号プロジェクトの一環として、量子コンピューターの潜在的な脅威に対抗するための最新のアルゴリズムとして選ばれた。NISTは、HQCのドラフト標準を約1年後に公開し、最終標準を2027年に発表する予定である。
NIST “NIST Selects HQC as Fifth Algorithm for Post-Quantum Encryption” (03/11/25)
https://www.nist.gov/news-events/news/2025/03/nist-selects-hqc-fifth-algorithm-post-quantum-encryption