2025年第1四半期のVC投資、AI企業が主で大規模投資への移行傾向

州科学技術研究所(State Science and Technology Institute:SSTI)は、技術ベース経済開発(Technology-based Economic Development:TBED)の観点から2025年第1四半期のベンチャーキャピタル(VC)投資の評価を行い、投資レベルは上昇傾向にあるものの、全般的には大規模投資及びAI企業が主で、小規模投資から大規模投資への移行傾向にあることが明らかとなった。具体的に、カータ社(Carta)発表の報告書によると、シードラウンド投資前企業価値は前年比18%増である一方で、投資件数は28%減、投資総額は37%減であった。シリーズAラウンドも同様で、投資前企業価値は前年比9%増であったが投資件数は10%減であった。ピッチブック社(Pitchbook)発表の報告書では、AI・機械学習企業が同四半期のVC投資総額の71%超、投資件数の33%を占め、投資・企業価値の増加は大規模投資及び後期段階での契約が主であることを明らかにしている。さらに、同四半期のVC投資の26%はダウンラウンド(投資ラウンドにて前回の評価額よりも低い額で資金調達を行うこと)であったことも懸念材料として挙げられた。なお、AI・機械学習分野以外の企業については全体像が明確でないが、好調である可能性は低いと見られている。

State Science and Technology Institute “SSTI review of Q1 2025 VC investment sees pipeline problems brewing for regional TBED goals” (06/12/25)
https://ssti.org/blog/ssti-review-q1-2025-vc-investment-sees-pipeline-problems-brewing-regional-tbed-goals