2024年に中国が発表したAI研究論文数、米・英・EUの発表総数に匹敵

デジタルサイエンス社(Digital Science)CEOのダニエル・フック氏(Daniel Hook)が発表した研究結果から、2024年に中国が実施した人工知能(AI)研究件数は世界最多で、米国・英国・欧州連合(EU)によるAI研究の共同研究者としても中国が最多であったことが明らかにされた。具体的に、2000年に世界で発表されたAI研究論文数は合計1万本弱であったが、2024年には約6万本に増加し、中国は、発表研究論文数だけでなく、引用件数・影響力においても世界最大のAI研究国で、特に過去7年間で急速に成長した。また、2024年に発表された中国のAI研究論文数は、米国・英国・EUが発表した論文の総数に匹敵し、世界で引用された研究論文の40%が中国発であった。さらに、現在研究活動に取り組む現役AI研究者数は約3万人で、それ以外に多数の学生・ポスドク研究者が中国全体でのイノベーションエコシステムを支えており、中国の研究機関156組織では、2024年1年間でAI研究論文を50本以上発表している。AI関連特許数においても、中国は他国を大きく上回り、特許申請及び企業関連AI研究においては中国が米国の10倍の速度で進んでおり、研究をイノベーションに移転する中国の能力が高いことを反映しているとした。その例として、2025年1月にディープシーク社(DeepSeek)が発表したチャットボットを挙げている。

Times Higher Education “China produces more AI research than US, UK and EU combined” (07/10/25)
https://www.timeshighereducation.com/news/china-produces-more-ai-research-us-uk-and-eu-combined