ウッド・マッケンジー社(Wood Mackenzie)は6月2日、「輸入関税は、米国におけるユーティリティ規模のエネルギー貯蔵設備の電池費用を50%以上引き上げ、米国は世界で最も高費用の太陽光発電市場になる可能性がある」と報告した。米国のユーティリティ規模の貯蔵設備はほぼ全ての電池が中国製品であることから、同製品に課される高率の追加関税と同製品への米国の依存度の組み合わせにより、米国の貯蔵設備における電池費用は、関税の筋書き次第で12%~50%以上引き上げられる可能性があると予測する。ウッド・マッケンジー社は、米国の国内製造能力が、現在の需要の6%から、2030年に予想される需要の40%に拡大するまでの間、米国のエネルギー貯蔵開発事業者は、輸入品に大きく依存する状況が続くと見ている。一方、アンザ・リュニューアブル社(Anza Renewables)が6月5日に発表した四半期価格報告は、「4時間蓄電システムの価格は、1月以来既に56~69%上昇しており、状況が明確になるまでは変動的な状況が続くであろう」と予測する。同報告は、トランプ政権の関税政策が市場に大幅な影響をもたらしていることを示している。
Utility Dive “Tariffs to spike power generation costs: reports” (06/09/25)
https://www.utilitydive.com/news/tariffs-to-spike-power-generation-costs-reports/750133/