米特許商標局(U.S. Patent & Trademark Office: USPTO)は6月24日、ハーバード大学(Harvard University)とマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology: MIT)が、「CRISPR」として知られる遺伝子編集技術の特許権利を主張できるかどうかを見直すと発表し、両大学とカリフォルニア大学(University of California)の間におけるライバル競争に更なる火を注いだ。具体的に、今般USPTOは、いわゆる「干渉手続き(interference proceeding)」の実施を通じて、誰がCRISPR遺伝子編集を最初に発明したかを決定すると発表した。手続きの対象となるのは、MITとハーバード大学の共同組織である生物学・遺伝子研究センターのブロード研究所(Broad Institute)と、カリフォルニア大学である。2012年にUCバークレー校(UC Berkeley)のジェニファー・ダウドナ氏(Jennifer Doudna)とウィーン大学(University of Vienna)のエマニュエル・シャルパンティエ氏(Emmanuelle Charpentier)がCRISPR特許出願を最初に行っており、その数か月後に、ブロード研究所のチームが特許出願を行い、審査プロセスを速める手続きをした。その結果、同チームが2014年に最初にCRISPR特許を取得し、それ以降複数の特許を取得している。
Reuters “U.S. patent agency to review Harvard, MIT’s claim to CRISPR technology” (6/25/19)