米中、重要製品の輸出制限を解除

ポリティコ誌(Politico)は7月4日、米中両政府が先月ロンドンで交わした合意に基づき、産業生産に不可欠な製品の輸出制限を解除したと報じた。これにより、中国は希少土壌元素(レアアース)などの輸出許可を再開し、米国も航空機エンジンや半導体設計ソフト、エタンなどの輸出制限を撤廃した。米中の貿易戦争の緊張緩和に向けた動きとして、両国は相手国への関税を削減し、貿易協定の広範な交渉を進めているが、レアアースの供給を巡る対立は依然として懸念材料であり、特に国防産業にとっては重要な問題となっている。これらの動きは、4月に両国が関税を100%以上に引き上げ、その後トランプ政権が関税を55%に縮小したことを受けたものであり、貿易戦争の休戦状態を維持しようとする双方の意図がある。今後、米中貿易協定の中で輸出制限の制約についても議論される見通しであるが、中国がレアアースの供給優位性を放棄するかは不透明である。

Politico “Beijing and Washington lift export restrictions on key products” (07/04/25)
https://www.politico.com/news/2025/07/04/us-china-trade-war-exports-00440019