第1四半期のクリーン電力容量、370GW突破 風力は減速

アメリカン・クリーン・パワー協会(American Clean Power Association: ACP)は6月2日、2026年第1四半期の国内累積クリーン電力容量が370ギガワット(GW)を超え、約8000万世帯分の電力を賄える規模に達したと発表した。太陽光や蓄電池事業の増加を背景に、開発計画全体では前年同期比で6%増加したものの、風力発電については政府による許認可プロセスの遅延などで停滞が鮮明になっている。陸上風力は足踏み状態が続き、洋上風力にいたっては許認可手続きの段階から進まず、開発計画が35%減となるなど、計画の不確実性に直面しているという。同協会は、政治的な官僚主義の代償を一般家庭が支払っている状況であると指摘し、昨今のエネルギー価格上昇を考慮した対策が必要であると訴えた。州別では、稼働中のクリーンエネルギー事業が96.4GWを超えるテキサス州が、全体の26%を占め独走を続けており、近く単独で100GWの大台を突破する見通しであるという。

ACP “REPORT: Clean Power Capacity Grows to Power 80 Million Homes in Q1, Despite Slowdown in the Wind Sector” (06/01/26)