ワシントン・ポスト紙(The Washington Post)は9月2日、トランプ大統領が宇宙軍司令部(U.S. Space Command)の本部をコロラド州からアラバマ州ハンツビルに移転すると発表したと報じた。バイデン前政権による2023年の決定方針を覆し、ハンツビルを最優先候補としていた空軍(Air Force)の当初案を採用するもので、長年に亘る両州間の激しい誘致合戦に終止符を打つこととなった。大統領はアラバマ州での高い支持率やコロラド州の郵便投票制度への批判に言及し、今回の決定に政治的側面があったことを示唆した。この移転により、アラバマ州に少なくとも1,600人の雇用と多大な経済効果をもたらすと試算される一方で、コロラド州議員らは、本決定が米国の防衛機能を後退させ、数十億ドル規模の損失となると非難し、再考するよう求めている。1980年代に創設された同司令部は、2002年の統合後、2019年第一期トランプ政権下で復活した。宇宙軍(Space Force)とは異なる組織で、ロシアや中国の軍拡を背景に、衛星防衛やミサイル警戒を統括する。
The Washington Post “Trump to move U.S. Space Command headquarters from Colorado to Alabama” (09/02/25)
https://www.washingtonpost.com/national-security/2025/09/02/trump-space-command-alabama/