スパコン性能の世界ランキングを発表しているトップ500(Top500)は6月23日、ドイツで開催中の国際会議「ISC 2026」で、中国が独自に開発した新型スーパーコンピューター「LineShine(ラインシャイン)」が初登場で世界1位を獲得したと発表した。中国製スパコンが首位に立つのは2017年の「神威・太湖之光(Sunway TaihuLight)」以来で、ラインシャインは実測性能を示す高性能リンパック(High Performance Linpack: HPL)ベンチマークで、2.198エクサフラップス(毎秒200京回以上の計算)を記録し、前回王者の米国「エル・キャピタン(El Capitan)」を抜いて世界で初めて2エクサフラップスの壁を突破した。米国の禁輸措置に対抗し、画像処理半導体(GPU)に依存せず独自設計のCPU(中央演算処理装置)のみで構成されている点が最大の特徴となっている。日本の「富岳」は前回の7位から9位に後退した。上位10システムは、インテル社(Intel)やAMD社製ほか、各国独自のアーキテクチャが採用されており、技術の多様化が鮮明になっている。
Top500 “LineShine Debuts at No. 1 as the TOP500 Enters a New Global Exascale Era” (06/23/26)
https://top500.org/news/lineshine-debuts-no-1-top500-enters-new-global-exascale-era/