「企業によるAIの利用には、より深い根本的知識が求められる」との報告​

世界の技術産業の大手業界団体であるコンプTIA(CompTIA)が5月29日に発表した報告書によれば、企業が人工知能(AI)を使って内部プロセスの強化や顧客サービスの向上につなげる機会の活用は鈍化しており、その理由として、技術に関する認識が混乱している点が挙げられる。コンプTIAによる「AIにおける新興ビジネス・チャンス(Emerging Business Opportunities in AI)」でアンケート調査の対象となった企業のうち、AIを定期的に利用している企業はわずか29%であった。これは、2017年の24%よりわずかに高い。また、「AIの専門知識を有している」と回答した企業はわずか19%で、29%は「適度に高度な知識を有している」と回答した。また、「AIによる恩恵」として最も期待されている点は、伝統的なITの考え方である「費用削減」であるが、コンプTIAの技術分析担当上級ディレクターは、「AIが費用削減の一助となる可能性はあるが、より大きな可能性は、AIによって新たな門戸が開かれる点にある。AIをITとして捉えている企業は、その大きな可能性に着目し、より協調的なモデルへとシフトすべきである。AIは、組織全体が関与すべきトピックである」としている。​ ​ CompTIA “Business Use of Artificial Intelligence Requires Deeper Foundational Knowledge, New CompTIA Report Finds” (5/29/19)