「電気自動車はガソリン式自動車よりも走行距離が少ない」との報告
米国経済研究局(National Bureau of Economic Research: NBER)が2月8日に発表した論文によれば、カリフォルニア州における電気自動車(EV)の年間平均走行距離は平均5,300マイルで、全国的なガソリン式自動車の走行距離(同1万2,000マイル)の約半分であること、また、世帯におけるEV充電のための電気使用量は1日当たりおよそ2.9キロワット時で、カリフォルニア州エネルギー委員会(California Energy Commission)の試算(同7~8キロワット時)と比べると大幅に低い。ただし、論文の調査の対象となったEVは2017年度までの3年間の平均で、当時はEVはさほど普及していなかったという点がデータの限界要素として挙げられている。論文は、EVの走行距離がこれほど限定的になっている理由については検討していないが、研究者は、①公共の充電スタンドが少なく、ドライバーは走行距離に不安を感じている、②複数の車を所有する家庭はEVを補助的車としてとらえている、などの考えを提示している。 EE News “Study reveals EV secret: They are driven less than gas cars” (2/8/21)