パンデミック後、科学者に対するハラスメントが悪化
科学者が受けるハラスメントの状況についてより良い理解を得るため、サイエンス誌(Science)は、新型コロナ(COVID-19)に関する論文を出版した9,585名の研究者を対象に、ハラスメントに関するアンケート調査を実施した。回答者510名のうち、38%が、少なくとも1種類のハラスメントを受けたと報告しており、その内容は、侮辱から殺害の脅しまで幅広く、それらはソーシャル・メディアやEメール、電話、そして時には対面で行われたこともあるという。ハラスメントを受けたと報告した人々は、生活面への影響として、職場での問題や精神衛生問題などを挙げている。こうしたファインディングは、「ハラスメントは科学及び関連分野を直撃している」というその他の機関の報告と一致する。ジュネーブを拠点とする非営利組織のインセキュリティ・インサイト社(Insecurity Insight)や、米国公衆衛生ジャーナル(American Journal of Public Health)なども、COVID-19関連の暴力事件やハラスメントについて同じような報告をしている。より包括的なアンケート調査でもハラスメントは報告されており、ハラスメントは新規もしくはCOVID-19に限定されたものではないと考えられるが、一部の科学者にとってはパンデミックによりハラスメントの状況は悪化している。 Science “IN THE LINE OF FIRE” (3/22/22)