NSFのアワードに関する最近のトレンドを詳述した報告書発表
米国科学審議会(National Science Board: NSB)は、米国科学財団(National Science Foundation: NSF)の2021年度メリット・レビュー・ダイジェスト(FY 2021 Merit Review Digest)を発表した。アワードを受益したプロポーザル/受益しなかったプロポーザル、NSFのアワードにプロポーザルを提出し、受益した個人及び組織の特徴などについて年間統計の要旨をまとめたものである。NSFはこうした年間報告を1977年以来、毎年NSBへ提出している。ハイライトとして以下のような点が挙げられている。①NSFは2021年度に1万1,344件の新規競争的アワードを授与しており、全体的な採択率(funding rate)は26%であった。これは2020年度の28%より低く、その理由として新型コロナのパンデミックに対処するRAPIDアワードが減少した点が挙げられる、②NSFが2021年度に受理したプロポーザルは前年よりやや多かったが、プロポーザルの総数は2018年に提出された総数を約10%下回る。その主な要因は、締め切りを設定しないポリシーを導入した総局が増えたことである、③NSFは2021年度のプログラム予算として年間87億ドルの議会年間予算を受理し、パンデミックの大幅な影響を受けた個人と組織の援助を目的として米国救済計画法(American Rescue Plan Act)から追加で6億ドルを受理した。 National Science Foundation “New Report Details Recent Trends in NSF Awards” (7/11/23)