FDA、新型コロナウィルス感染症の新治療薬の緊急使用を承認へ​

​新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の治療薬として研究が進められている「レムデシビル(remdesivir)」(抗ウィルス薬)が臨床試験で有望な結果を示した後、食品医薬品局(Food and Drug Administration: FDA)は5月1日、同薬に「緊急使用権限(emergency use authorization)」が認められると発表した。初期結果によれば、レムデシビルを重症のCOVID-19入院患者に投薬したところ、11日間で回復し、プラセボ投薬された入院患者の回復までの日数は15日間と、入院日数の短縮が見られた。レムデシビルを開発したギリアド社(Gilead)の最高経営責任者は、「本薬は、入院患者のための最初の重要な一歩である」とし、約150万本を寄付すると述べた。国立アレルギー・感染症研究所(National Institute of Allergy and Infectious Diseases: NIAID)のアンソニー・ファウチ所長(Anthony Fauci)は、「試験結果は、その他の治療法が開発されている間、レムデシビルが新たな治療基準となることを示す」と発言している。レムデシビルの研究は今後も続き、今回の緊急承認は通常の使用許可とは異なるが、処方薬として利用することが可能になる。​

The Hill “FDA to authorize emergency use of new coronavirus treatment” (5/1/20)